拠点長あいさつ

             

文部科学省の次世代スーパーコンピュータープロジェクトでは、常行真司 東大教授を統括責任者とする「新物質・エネルギー創成」のプログラムが戦略分野2として採択されていますが、東京大学物性研究所の計算物質科学研究センター(拠点代表     川島直輝 東大物性研究所教授)、自然科学機構 分子科学研究所の計算分子科学研究拠点(拠点代表 高塚和夫 東京大学教授)と共に、東北大学金属材料研究所も戦略機関として本プログラム推進の一翼を担っています。本拠点は、このような情勢の下、「計算材料科学分野の先鋭的な研究を推進するとともに、次世代スパコン戦略プロジェクトの推進を通じて当該分野を振興することを目的」として、平成23年4月に設立されました。 

材料科学の分野には、同じ物質科学として物性科学や分子科学と多くの共通点を有しながら、応用すべき物質・材料は勿論のこと、研究や計算の対象とする空間・時間スケール域、手法の組み合わせ方等に、多くの相違点も見られます。これは背後にある学問を反映したものですが、異分野との交流を通じて多くを吸収し、それを基にして材料科学独自の計算科学手法・理論手法を体系化していくことができればと考えています。鉄鋼材料をはじめとして、我国の材料技術は世界のトップレベルにあります。この伝統を継承し、さらに発展させていくためにも、計算材料科学には大きな期待が寄せられています。本拠点が、これらの期待に応えられる先鋭的な研究を推進する場となるように、そして、次世代を担う若い人々への啓蒙・啓発活動を通じて分野振興の中核となるように努力を惜しまない所存です。物性科学、分子科学両グループと連携しながら、材料科学が戦略分野2のプログラム推進に貢献できればと願っています。

皆様の御支援をよろしくお願い申し上げます。

東北大学 金属材料研究所

毛利哲夫    

 

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